先日、ファミリーサポートを初めて利用してみたので、そのレポートです。

ファミサポは、保育園や習い事の送迎、通院やリフレッシュなど、どんな理由でも利用できます。

利用するまでの手続きが面倒ですが、自分に万が一があったのときの子供の預け先、というライフラインの一つなので、登録だけでもしておくと良いと思います。登録にお金はかかりませんし。

利用にかかるお金は基本、1時間あたり700円です。

ファミリーサポート謝礼

ファミリーサポートの利用手順

台東区のファミリーサポートのおおまかな流れはこんな感じ。

自治体によって多少違うこともあるかもしれませんが、台東区の場合。

  1. ファミサポの会員登録(説明会に出席)
  2. 利用したい日の1週間以上前に事務局に依頼
  3. 事務局が援助できる人を探して連絡先を教えてくれる
  4. 直接援助してくれる方に電話
  5. 子供と一緒に援助者と事前面談
  6. 面談で、双方問題なければ、実際のファミサポの依頼
  7. 日時を決めて預かってもらう
  8. 謝礼を支払い

ファミサポの会員登録

だいたい、月に1回、生涯学習センターで説明会があるので、そこに出席。日程は、児童館や支援センターにおいてあるパンフレットかHPで調べられます。

土日の説明会も、平日の説明会もあります。

たしか、1歳以上の子は託児をしてくれます。息子は託児してもらいました。

会員登録の説明会の時間は1時間程度ですが、途中でママと離れてギャン泣きしちゃった子は、託児の方が説明会会場まで子どもを連れてきてくれます。

説明が行われている中で、泣き叫ぶ子どもを連れた託児の方が「◯◯くんのおかあさ〜ん」と声をかけてママに子どもを返すんです。次は私の子が連れてこられる番かしら、と託児に慣れていないママはちょっとドキドキしますね。

利用したい日の1週間以上前に事務局に依頼

ファミサポを利用したい日が決まったら、事前にどの人に預けるか決めて面談までしないといけないので、なるべく早い段階でファミサポの事務局に電話します。

何月何日、何時くらいに利用したいのか。

預かって欲しいのか、送迎してほしいのか。定期的に今後も依頼をすることになるのか。

利用状況を詳しく聞かれます。

援助してくれるサポーターさんのことを提供会員というのですが、事務局が依頼の内容に合わせて提供会員さんを探してくれます。

マッチングの時間や、事前面談の日程調整などあるので、事務局に相談するのは必ず1週間は余裕を持って。早ければ早いほど良いそうです。

私は、平日の午前中、2時間程度見てくれる人、できるだけ自宅から近い方で探してもらいました。

事務局から、提供会員の連絡先を教えてもらう

依頼内容を伝えて、当日もしくは数日以内に援助してくれそうな提供会員さんの連絡先を事務局が教えてくれます。

私の場合は、2時間位で事務局から電話がありました。

「候補の方が二人いるんだけど、こんな方とこんな方です。大丈夫そうなら、どちらかに正式に依頼するんだけど良い?」と連絡があり、依頼内容とマッチしているか確認がありました。

「お願いします」の返事をして、30分後くらいにもう一度電話があり、「○○さんという方に依頼できました。直接連絡して、面談の日時を決めてください。」と言われました。

お名前や住所、電話番号を教えてもらいました。

直接援助してくれる方に電話

教えていただいた連絡先に、直接電話します。会ったこともない方なので、少し緊張します。

電話をかけ、事前面談の日時を決めます。

住所の再確認もしました。

子供と一緒に提供会員と事前面談

面談の日、子どもをつれて、提供会員さんの自宅におうかがいします。

そこで、お互いのことを知り、子どもも提供会員さんの家に慣れる、ということです。

子どものクセや、注意してほしいことなどを伝え、実際のお預かりしていただく日程を決めます。

事務的な決め事ももちろん話すのですが、それ以外にも子育てのことや、普段の生活のことなどざっくばらんにお話しました。

ファミリーサポートの良いところは、単にお仕事として子どもを預かる、ということではなく、子どもを交えた交流という意味合いが大きいところだと思います。

今回の依頼会員さんは小学生と幼稚園のお子さんをお持ちのママでした。そのため、かなり保育園のことや子育ての悩みの相談に乗ってもらいました。ご近所で、子どものことを相談できる方ができた、というのが心強かったです。

面談後に事務局に電話

面談後に、依頼する方も、預かる方も事務局に連絡します。

ここが少し手間ですが、面談して、この方に預けるのはちょっと心配、などというときも事務局に伝えれば違う人を探してくれるので安心です。

直接、お断りは気まずいので、事務局を通して断れるのはメリットだと思います。

実際の預かり

双方、この子を預かっても大丈夫、この方に預けても大丈夫、という気持ちであれば、決めた日時で子どもの預かりをします。

私は、提供会員さんがLINEをされていたので、LINEで友達になり、預かりの前日に「明日はお願いします」というメッセージを送りました。

謝礼の支払い

預かりの時間が終わり、お迎えのときに謝礼を支払います。

現金で支払うのでおつりのないように用意しておきます。

ファミリーサポート初利用の感想

初めてファミリーサポートを利用しましたが、利用するまでは登録や事前面談など必要で少し面倒に感じました。

しかし、一度利用すれば、今度からは直接提供会員さんに依頼して預かりをしてもらえるので、便利になります。

息子は2時間の預かりでしたが、ほとんど泣くこともなくお迎えの時間になりました。

面談のときに提供会員さんのお宅のおもちゃでいろいろ遊ばせていただき、楽しい所だと認識できていたのが良かったと思います。

また、家族以外の人から「◯◯くん、バナナが好きなんですね。台所のバナナを見つけて、一生懸命指差してました。」「動物が好きなんですね。動物の絵本をよく見てました」など子どもの様子を教えていただくのって、とても新鮮です。

たった2時間でも、うちの子のことをわかってくれたんだ、と嬉しくなりますし、もっと我が子の様子を話したくなります。

地域で子育てするって、こういうことなのかな、と感じました。

ファミサポの提供会員さんが圧倒的に不足

余談になりますが、ファミサポは依頼会員の数に対して提供会員さんが圧倒的に不足しているそうです。

依頼会員の説明会の後、2時間程度の別の説明と救命講習を受ければ提供会員になれます。

私も、誰かのお役に立てればと、提供会員にも登録しています。

救命講習の内容は、AEDの使い方や人工呼吸の方法など実践的なもので、知っていて損はないです。

さらに、提供会員の交流会なども定期的にあるそうです。

今はまだ子どもが小さくて、誰かの依頼を受けることが想像できないかもしれません。

しかし、2,3年後子どもが幼稚園に入学したり、小学生になったりしたときに、改めて説明会に出席するのも面倒なことだと思います。

依頼会員の登録と同時に提供会員にも登録するのがいいのかなーと個人的には思います。

最後までお読み下さりありがとうございました。

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